2018.03.19 Monday
川越駅に念願のホームドア 設置される!

昨日17日(写真)から、東武東上線・川越駅の1、2番線ホームでホームドアの使用が開始されました。同駅では、2012年に視覚障害のある男性(当時62歳)が通勤途中にホームから転落、電車にはねられ亡くなるという痛ましい事故がありました。
男性は同駅に通学バスの発着場がある県立特別支援学校塙保己一学園(旧県立盲学校)の卒業生で、同校関係者は「ホームドア設置で、視覚障害者が積極的に社会に出るための大きな一歩になる」と。安全確保のため、学園と市は長年ホームドアの設置を同社に要望してきたが、設置には多額の費用がかかることもあり、整備は進まなかった。そんな中、12年3月に転落事故が発生した。
川越市によると、ドアは1、2番線のホーム各40か所に設置され、10両編成の車両に対応する。総工費は6億8000万円程度の見込み。3分の2は国と県、市が補助しており、市の負担は6分の1の約1億1279万円に上る。
同駅の16年度の1日あたりの平均乗降客は12万6600人で、東武東上線では池袋駅、和光市駅、朝霞台駅に次いで4番目に多い。県交通政策課によると、県内の鉄道全235駅のうち、ホームドアの設置は同駅が13駅目となる。東武鉄道は16年3月、和光市駅にホームドアをすでに設置。今年5月頃をめどに池袋駅に設置するほか、20年度中には朝霞駅や志木駅などに設置する予定という。 【資料】読売、毎日新聞より